VE-PV77L-W に PHS を子機登録
〜 313S 333P 641Ss 641P-U を増設 〜
写真は Panasonic からのパクリです
2004-02-08 作成 福島
2004-02-18 更新 福島
2004-02-24 更新 福島
2004-04-06 更新 福島
私がどーして PHS の子機にこだわるかというと、
1. コードレスである (あたりまえ)
2. イヤホンマイクが使える (電話しながらタッチタイプするので重要)
3. 消音 (バイブレータ) が使える
4. 子機が安い (使い古しの PHS が使えるので純正子機より数倍安い)
です。
これに「子機でナンバーディスプレイ」が加わると最強です。
まあ、4 は我慢したとしても、1 〜 3 は譲れません。仕事上必要なのです。
イヤホンマイクのジャック付きコードレス電話があれば良いんだけど、なぜかありません。
ハンズフリーなんて、うるさくて話しにくいだけで不便なのに、メーカーの人たちは分からないんでしょうか。
今までは、
NEC の Aterm IW60HS DSU という無線 TA を使っていたんですよ。
最大の特徴は「PHS を子機に出来る」です。(PHS を子機にしないとただの TA です)
発売の翌年に中古 (Sofmap で 32,000 円位だった。高い!) で購入しました。
その頃はテレホーダイ+ISDN全盛で、ADSL なんて噂しかありませんでした。
ISDN で 2 回線使えるし、通話中でも子機間の通話が出来るのでかなり便利だったんだけど、
ナンバーディスプレイが本体にしか表示されないのは不便。
これって、結構致命的じゃありません? NEC。
形状を見て分かると思いますが、電話がかかってきたときに親機を見てから子機を取るなんて、
ふつー、やらない。
そんなこと無意識に出来るヤツなんて、よっぽどの変態か機械オタクだけでしょ?
PHS は親機から 100m 離すことが出来ますが、ベルが鳴ってから親機にたどり着くまで、
世界陸上でも 9.78 秒かかります。
もたもたしてると電話が切れちまいます。
っつーか、当然子機に表示できると、設置するまで思い込んでいました。
この TA を買ったのが 1999 年で、そのときは収容した PHS にナンバーディスプレイを表示できる親機は他に無かった (と思う)
ので諦めていました。
(ちなみに、後継機種の Aterm IWX70 (生産終了) でも同じです)
その 1999 年から約 4 年間、
本体のナンバーディスプレイを見たのは僅か 3 回!
4 年 × 12 ヶ月 × 400 円 (ナンバーディスプレイ使用料) = 19,200 円
19,200 円 ÷ 3 回 (見た回数) = 6,400 円
つまり、1 回見るのに 6,400 円かけてたわけです。自分がイヤになります。
で、今回 IP 電話を導入したのをきっかけに (IP 電話はアナログ接続なので ISDN の無線 TA が使えません)、
再度 PHS を収容できる電話機を調べたところ、Panasonic (松下電器) の
VE-PV シリーズなら可能
と知りました。
この電話機は L モードという最先端技術がウリなサイバー電話機なのですが、私は IP 電話として使うため
L モードなんか微塵も要りません。
重要なのは、子機にした PHS にナンバーディスプレイできるかどうかなのです。
IP 電話を使っている時点で L モードが要らないことは脊髄反射で分かります。
私の持っている PHS は全部で 3 機。
・313S (なんと NTT personal !)
・333P (唯一の Panasonic 製 PHS)
・641Ss (ブラウザホンです)
で、いろいろ調べた結果、どうも VE-PV01L (親機: VE-PVC01L) というのが使えそうです。
その他の VE-PV シリーズだと、313S を子機にできない雰囲気があるのです。
だから、VE-PV01L が欲しいっっ!
後で分かったのですが、313S は元々ナンバーディスプレイできないんですよ。
電話機にその機能がありません。そのかわり着信時にヘンな呼び出し音が出ます。
この VE-PV シリーズは全て生産終了しています。
松下の相談窓口に電話したところ、ちがうのを勧められましたが、
VE-CV シリーズなど要らんのです。
某 Yah○○ オークションで見ても、VE-PV01L は 20,000 円以上します。
気付くのが遅すぎました。(2004 年 1 月)
一つくらい残っているんじゃないかと、人伝いに探してみました。
・ベスト電器
・ケーズ電器
・マツヤ電器
・Jusco
・コジマ電器
・ノジマ
・ヤマダ電機
・Laox
・ロジャース
全部ダメです。置いてません。
やっぱり Yah○○ オークションしかないかな〜。でも敵は手ごわいし… (実はこの時点で 4 回ほど競り負けている)
親機 (VE-PVC01L) だけでも 16,000 円以上。子機付き (VE-PV01L) となると、20,000 円以上は必至。
小冊子 [子機の増設のしかた] が付いているやつは
あからさまに高い。
出品者もそれを知っているようで、かなり強気。
送料や振込み手数料を含めると +1,000 円だし、高すぎるよな〜。
と、思っていたら、ありました。気になっていたハードオフに。
でも、
VE-PV01L じゃなくて VE-PV77L です。
子機が付いてる中古で 15,000 円でした。
Yah○○ オークションでも 25,000 円位する奴です。(前期モデルなのに PV01L より高いのはなぜ?)
こいつはなぜか新品も売っていて、最安値 30,000 円前後です。(2004 年 1 月)
気になるのは 313S を子機に出来るかどうかです。
店の方が親切で、[子機の増設のしかた] を見せてくれました。
さすが Panasonic 。313S は Sharp なので載ってません。
[子機の増設のしかた] を見るまではもっと汎用的に書いてあると思い込んでいたのですが、そりゃそうだ。
ダメ元で VE-PV77L を購入しました。(333P については増設の確信あり)
結果としては
無事に、所持している PHS を全て登録することが出来ました。
ナンバーディスプレイも子機に表示されます。
ただし、前述の様に 313S に表示することは出来ません。
313S はお蔵入りになりそうです。
(発信時は何も問題ありません)
っつーか、これ書くまで同じ PHS を 6 年も使っていることに気が付かなかった…。
PHS の契約はとっくに解約してますけどね。
と、言うわけで 313S をお蔵入りにしました。
だったら、最初から違うやつにしとけば良かったのに。
どこからかそんな声が聞こえて来そうですが、最初はまぁこんなもんでしょう。
っつーか次はないと思うケド。
違うやつというと、VE-PVC1 とか DCP-560L(VE-PV01L の OEM) とかいろいろあって、L モードと 313S が要らないんだから、
むしろ DCP-3200 とか DCP-4400 のほうが私には向いていたと思います。
散々調べ上げて、やっと手に入れた電話機なので、買い換えませんけどね。
で、新たに買ってきました。313S の代わりに最新型の 641P-U です。
発売から 1 年半で既に 0 円にまで下がっていました。
この 641P-U は、最初に書いた条件を全て満たす上に、チョー使いやすいというスグレモノです。
やっぱりパナは良いなぁ〜。
VE-PV77L は子機を 4 機まで増設出来ますが、付属していた純正子機を合わせて最大にすることが出来ました。
本体を含め、全ての端末でナンバーディスプレイが表示されます。
なんて便利なんでしょう。
ところで、DoCoMo は 641P-U を最後に子機登録が可能な PHS の最新型を出していません。
それより新しい WRISTOMO がありますが、これは公衆モードとホームアンテナモードはあるものの、
ホームステーションモードと、オフィスステーションモードは無いそうなので、子機登録が出来ません。
WRISTOMO を子機専用で使うには引き篭もらないといけないので、登録できても意味が無いんだけど。
噂では H゛も良いらしい。
別に DoCoMo に拘っているわけじゃないけど、DDI POCKET には痛い目に遭ったからなぁ。
なかなか解約させてくれなくて、通話もしないのに基本料金だけ一年以上毎月 980 円払い続けさせられたんですよ。
研究目的で購入したテガッキーのために。
たまには アステル に浮気してみようかな。
一番の難関は、近所にアステル取扱店が無いってことなのです。
さらにワルのり
やっちゃいました。
プリピッチ (アステル名 AP-33) を子機登録です。
プリピッチの場合、イヤホンマイクは使えません。なのでキーボードに向かうときはダメなのですが、
「出来るんかいな〜」
「出来るんだろ〜な〜」
「出来ないかもな〜」
とか考えてるうちに、出来ちゃいました。
立派にデュアルモード (家庭+公衆) で待ち受けてます。
充電台の上に凛々しく立っているところを見ると、
健気でさえあります。
ちなみに、プリピッチ充電台は 641P-U を充電することが出来ます。(ケツの大きさが AP-33 > 641P-U なので逆は不可能)
イヤホンマイクが使えない電話機なので、近いうちに子機登録を外すと思いますが…。
便利だぞワイヤレスリンク
2004-04-17 あの頭文字D (Fourth Stage) が始まります。
好きなんですよ、アレ。
もちろん私はドリフトなんか出来ないんですけど。
放送されるのは、普通のテレビやOVA (Original Video Animation) じゃなくてスカイパーフェクTV (通称スカパー)、
しかもPPV (Pay Per View) なのです。
一回見るだけで 840 円って、足元見られてますねぇ。
ナメとんのか、ゴルァ!
と言いたいところですが、グッとこらえて、買っちゃいました。チューナー。
SAS-SP5SET です。近所の電気屋で安売りしてました。
いや〜大人だなぁ。オレってば。
普段はあまり贅沢しないのですが、今回は特別です。
本登録 (仮登録だと無料視聴期間があるのですが、PPVは見られないのです) も済み、準備は万端です。
一つ困ったことがありました。
PPVはチューナーに電話線を直に繋ぐ必要があります。
普通の人にはたいした問題じゃないんでしょうが、私にとっては大問題です。
チューナーには電話線を差し込む穴 (いわゆる RJ-11 ですな) しかありません。
RS-232C とか USB であればコンピュータを介在させるという手もあるのでしょうが、そうはいかないのです。
私は現在、物理的な有線回線を 3 本引いていますが、どれもサーバーラック周辺に集中させていて、テレビを見たり電話をする部屋には電話線がありません。
普段テレビを見る場所は隣の部屋なのですが、壁が最大限邪魔をしていて、30m の電話線が必要になります。
まあ、これがイヤで PHS の子機に拘っているわけです。
いまさら電話線なんて引けません
いろいろ調べた挙句、VE-PV77L はワイヤレスリンクという機能が使えることがわかりました。
これは、電話線をワイヤレスにしてしまうというスグレモノです。
口で言うと大したこと無さそうですが、図にするとこうなります。
松下と SONY の合体
チューナーが子機の 1 つになると思えばちょうどいいです。
標準で付いてくる VE-PS108N でもワイヤレスリンクが可能なのですよ。カタログには書いてないけど、取扱説明書(には書いてあります。
「常識とは、敢えて口にするほどでもない事である」の格言にもあるとおり、特別なことじゃないから書いてないだけなんでしょう。
つーわけで、
出来ました。ワイヤレスリンク
あとは放送が始まるのを待つだけです。
もちろん、ビンボーな私は頭文字Dが終了したら有料放送なんて解約しますけどね。
前に、違う電話機のほうが私には向いていたと書きましたが、ウソです。訂正します。
この電話機にして良かった。
ほかの電話機にゃ、こんなマネできません。