AIMOS USB ボリュームコントローラ
〜 ボリュームコントローラで音量調節 〜
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2021-08-24 作成 福島
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前置き

ボリュームコントローラで音量調節って「何を当たり前のことを···」と思うでしょ?

Windows10 では、アプリケーション (GOM Player や Youtube 等) の音量を変更しようとマスター音量を調節しても、すべての機器が変化するわけではないのです。
PC 本体に直接接続されているスピーカー (AUX) の音量は変化します。
Bluetooth 機器では対応と非対応があります。

非対応のスピーカー/イヤホンでも、各アプリケーションにフォーカスして直接「スクロール Up/Down」や「キー」を使用すれば音量を変更できます。

この「AIMOS USBボリュームコントローラー」(以下、AIMOS-VC と呼称) も普通に使用するとボリュームコントローラとして動作するので、マスターの音量制御しか出来ません···

、なんと裏コマンドが存在し、キーの割り当てができます。
本稿では、スクロールやキーを AIMOS-VC に割り当てることにより、アプリケーションの音量を操作します。

参照: iWit Controller Advanced User Manual


1. 設定要件
ノブの動作割り当て
右回転スクロールアップ
左回転スクロールダウン
クリック- (割り当てなし)
押し込み + 右回転音量 +2 (変更なし)
押し込み + 左回転音量 −2 (変更なし)
長押し込み (6 秒)ミュート (変更なし)

2. メモ帳の用意

Windows の標準添付ソフトである「メモ帳」(notepad.exe) を起動し、フォーカスしておきます。

以降、AIMOS-VC が仮想キーボードデバイスとなり、勝手に文字が入力されるので、フォーカスしておくことが重要となります。
「フォーカスする」とは、アプリケーションの画面を操作対象にすることを意味します。
これを怠ると、乗っ取られたように画面が乱れるので注意。


3. AIMOS-VC の接続と設定
3-1. AIMOS-VC の接続

AIMOS-VC のノブを押しながら USB ケーブルで PC と接続する。
メモ帳には、以下のメッセージが表示されます。(仮想キーボードから打ち込まれる)

📘 無題 - メモ帳
ファイル(F) 編集(E) 書式(O) 表示(V) ヘルプ(H)
iWit USB Controller V4.01
http+//iWit.me

Sort Press ) <1 Second To Enter Windows Mode
Long Press ) >1 Second To Enter Mac Mode
Enter Setup Mode




短く押せば (1 秒未満) Windows モードで設定
長く押せば (1 秒以上) Macintosh モードで設定
今回は Windows に接続しているので、AIMOS-VC のノブを短く (0.5 秒程度) 押し込む。
短すぎると反応しない。

3-2. 割り当て選択画面(1)
📘 無題 - メモ帳
ファイル(F) 編集(E) 書式(O) 表示(V) ヘルプ(H)
- WINDOWS MODE -
1 Clockwise   + Volume~
2 Counterclockwise  + Volume-
3 Press     + Volume Mute
4 Press~Clockwise   + Volume~2
5 Press~Counterclockwise  + Volume-2
6 Long Press    + Volume Mute
@RESTORE DEFAULT[
@SAVE ' QUIT[
AIMOS-VC には 6 つの機能を割り当てることが可能。
初期状態はそれぞれ、
  1. 右回転 (音量 +1)
  2. 左回転 (音量 −1)
  3. 押し込み (消音)
  4. 押し込み + 右回転 (音量 +2)
  5. 押し込み + 左回転 (音量 −2)
  6. 長く押す (消音)
となっている。

ノブを回転させ、1 ~ 6 の位置で文字が反転したところでノブを押し込むと、機能選択の画面が表示される。
ここでは、 1 Clockwise の位置でノブを押し込む。

3-3. キーの選択
📘 無題 - メモ帳
ファイル(F) 編集(E) 書式(O) 表示(V) ヘルプ(H)
Clockwise 
1 Modifier+ )NONE               
2 Key+    Volume~
@BACK[
前画面で 1 を選択したので Clockwise と表示されている。
Modifire は、キーボードのキー (Shift, Ctrl 等) を組み合わせて AIMOS-VC を操作する場合に設定する。

右回転の機能を設定するので、 2 Key+ の位置でノブを押し込む。

3-4. 機能の選択
選択可能な機能が表示されるので、待つ。(1 分間程度。他のウィンドウに浮気しないよう、注意)
機能は 165 個もある。(冗長かもしれないが、全部掲載する)
📘 無題 - メモ帳
ファイル(F) 編集(E) 書式(O) 表示(V) ヘルプ(H)
Clockwise Keys
0 )NONE
1 Volume~               ← 初期状態はここ。
2 Volume-
3 Volume Mute
4 A
5 B
6 C
7 D
8 E
9 F
10  G
11  H
12  I
13  J
14  K
15  L
16  M
17  N
18  O
19  P
20  Q
21  R
22  S
23  T
24  U
25  V
26  W
27  X
28  Y
29  Z
30  1
31  2
32  3
33  4
34  5
35  6
36  7
37  8
38  9
39  10
40  Enter
41  Esc
42  Backspace
43  Tab
44  Space
45  Minus -
46  Equal ^
47  @
48  [
49  Backslash ]
50  NON US NUM
51  Semicolon ;
52  Quote :
53  Tilde 
54  Comma ,
55  Period .
56  Slash /
57  CapsLock
58  F1
59  F2
60  F3
61  F4
62  F5
63  F6
64  F7
65  F8
66  F9
67  F10
68  F11
69  F12
70  PrintScreen
71  ScrollLock
72  Pause
73  Insert
74  Home
75  PageUp
76  Delete
77  End
78  PageDown
79  Right Key
80  Left Key
81  Down Key
82  Up Key
83  NumLock
84  Keypad Divide /
85  Keypad Multiply (
86  Keypad Subtract -
87  Keypad Add ~
88  Keypad Enter
89  Keypad 1
90  Keypad 2
91  Keypad 3
92  Keypad 4
93  Keypad 5
94  Keypad 6
95  Keypad 7
96  Keypad 8
97  Keypad 9
98  Keypad 0
99  Keypad Dot .
100 NON US
101 Application
102 POWER )Ubuntu
103 PAD EQUALS
104 F13
105 F14
106 F15
107 F16
108 F17
109 F18
110 F19
111 F20
112 F21
113 F22
114 F23
115 F24
116 EXECUTE
117 HELP
118 MENU
119 SELECT
120 STOP
121 AGAIN
122 UNDO
123 CUT
124 COPY
125 PASTE
126 FIND
127 Mac Mute
128 Mac Vol Up
129 Mac Vol Down
130 Power
131 Sleep
132 Record
133 Fast Forward
134 Rewind
135 Next
136 Previous
137 Stop
138 Play/Pause
139 Pause
140 Volume Mute
141 Volume~2
142 Volume-2
143 Screensaver
144 E-mail
145 Calculator
146 Explorer
147 Browser Home
148 Browser Back
149 Browser Forward
150 Browser Refresh
151 Browser Bookmarks
152 Mouse Wheel~        ← ここを選択してノブを押し込む。
153 Mouse Wheel-
154 Mouse Click
155 Mouse Double-click
156 Mouse Right Click
157 Mouse Middle Click
158 Mouse Move Up
159 Mouse Move Down
160 Mouse Move Left
161 Mouse Move Right
162 Mouse Drag Up
163 Mouse Drag Down
164 Mouse Drag Left
165 Mouse Drag Right
@BACK[

初期状態では右回転に 1 Volume~ (音量 +1) が設定されている。

ここでは、スクロールアップを割り当てるので、
ノブを 152 Mouse Wheel~ に合うように回転させ、押し込む。


3-5. 機能の確認
📘 無題 - メモ帳
ファイル(F) 編集(E) 書式(O) 表示(V) ヘルプ(H)
Clockwise 
1 Modifier+ )NONE
2 Key+    Mouse Wheel~              
@BACK[

Clockwise (右回転) に Mouse Wheel~ が割り当てられた。


前画面へ戻るため、ノブで @BACK[ を選択する。

3-6. 割り当て選択画面(2)
📘 無題 - メモ帳
ファイル(F) 編集(E) 書式(O) 表示(V) ヘルプ(H)
- WINDOWS MODE -
1 Clockwise   + Mouse Wheel~
2 Counterclockwise  + Mouse Wheel-
3 Press     + )NONE
4 Press~Clockwise   + Volume~2
5 Press~Counterclockwise  + Volume-2
6 Long Press    + Volume Mute
@RESTORE DEFAULT[
@SAVE ' QUIT[
1 Clockwise (右回転) の機能が Mouse Wheel~ (スクロールアップ) へ変更された。

同様にして、左記 2 ~ 6 についても上記手順 3-2 ~ 3-5 を繰り返し設定する。

ひと通り設定が済んだら、@SAVE ' QUIT[ をノブで選択し、変更を保存する。

3-7. 設定終了
📘 無題 - メモ帳
ファイル(F) 編集(E) 書式(O) 表示(V) ヘルプ(H)
OK!                                 


「OK!」の文字が表示され、以降は設定された機能で AIMOS-VC が動作する。

メモ帳はお役御免なので、終了させる。