0. Oracle JDK と Open JDK
Oracle JDK と Open JDK のどちらを使用するかという議論があります。(こちらが分かりやすくて詳しい)
乱暴に言ってしまうと、より高度なライブラリとサポートが必要なら Oracle JDK を、不要なら Open JDK を使います。
・ Oracle JDK --- 有償 (約 25,000 円/年) ・ Open JDK --- 無償
(配布元の組織はどちらも同じ Oracle です)
ここでは、両方のインストールを扱います。
1 or 2 のどちらかを実施してください。
1. Oracle JDK のインストール
1-1. インストーラをダウンロードする。
Oracle のサイト の Windows 項から x64 Installer をダウンロードする。1-2. インストーラを実行する。
ボタンをクリックする。1-3. 動作確認をする。
⇓
ボタンをクリックする。
⇓
待つ。
⇓
ボタンをクリックする。
PowerShell を実行
スタート (右クリック) から「Windows PowerShell(I)」を選択
*1 *2Windows の場合は、正確に文字コードを指定する必要がある。
>_ Windows PowerShell
Windows PowerShell Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved. 新しいクロスプラットフォームの PowerShell をお試しください https://aka.ms/pscore6 PS C:\Users\who> # コンパイラのバージョンを表示する PS C:\Users\who> javac --version javac 20.0.2 PS C:\Users\who> # VM のバージョンを表示する PS C:\Users\who> java --version java 20.0.2 2023-07-18 Java(TM) SE Runtime Environment (build 20.0.2+9-78) Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 20.0.2+9-78, mixed mode, sharing)
PS C:\Users\who> # Shift-JIS の文字コードでソースファイルを作成する*1 PS C:\Users\who> $PSDefaultParameterValues['Out-File:Encoding'] = 'default' PS C:\Users\who> @" class example { public static void main(String[] args) { System.out.println("ハロー, java"); } } "@ > example.java
PS C:\Users\who> # コンパイルする*2 PS C:\Users\who> javac -encoding SJIS example.java PS C:\Users\who> # 実行する PS C:\Users\who> java example ハロー, java PS C:\Users\who> exit
(BOM の無い普通の utf8 を Windows で作成するのが非常に複雑なため、ここでは Shift-JIS で処理する)
2. Open JDK のインストール
2-1. パッケージをダウンロードする。
Open JDK のサイト の Ready for use: にあるバージョン (JDK XX) をたどり、2-2. パッケージを解凍する。
ダウンロードページから Builds · Windows/64 の zip ファイルをダウンロードする。
(今回は openjdk-20.0.2_windows-x64_bin.zip)
上記 2-1 でダウンロードした zip ファイルに入っている jdk-xx.x.x を C:\ に解凍する。2-3. 環境変数を設定する。
← 今回は xx.x.x が 20.0.2 なので、このパスになる。
C:\jdk-20.0.2\
(実行ファイルのパスは C:\jdk-20.0.2\bin\ となる)
2-3-1. 環境変数ウィンドウを開く。2-4. 動作確認をする。
スタート - 設定 - システム をたどり、左ペインの「詳細情報」をクリックすると2-3-2. プログラムパスを設定する。
右ペインに「詳細情報」が表示されるので、「関連設定」の「システムの詳細設定」をクリックする。
⇓
「システムのプロパティ」画面のタブ「詳細設定」にある をクリックする。
「システム環境変数」の「Path」を選択して ボタンをクリックする。
⇓
「環境変数名の編集」画面が表示されるので、 ボタンをクリックし、下記文字列を記入する。
⇓
C:\jdk-20.0.2\bin
ボタンをクリックして最上位へ移動させる。
⇓
ボタンをクリックする。
PowerShell を実行
スタート (右クリック) から「Windows PowerShell(I)」を選択
*1 *2Windows の場合は、正確に文字コードを指定する必要がある。
>_ Windows PowerShell
Windows PowerShell Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved. 新しいクロスプラットフォームの PowerShell をお試しください https://aka.ms/pscore6 PS C:\Users\who> # コンパイラのバージョンを表示する PS C:\Users\who> javac --version javac 20.0.2 PS C:\Users\who> # VM のバージョンを表示する PS C:\Users\who> java --version openjdk 20.0.2 2023-07-18 OpenJDK Runtime Environment (build 20.0.2+9-78) OpenJDK 64-Bit Server VM (build 20.0.2+9-78, mixed mode, sharing)
PS C:\Users\who> # Shift-JIS の文字コードでソースファイルを作成する*1 PS C:\Users\who> $PSDefaultParameterValues['Out-File:Encoding'] = 'default' PS C:\Users\who> @" class example { public static void main(String[] args) { System.out.println("ハロー, java"); } } "@ > example.java
PS C:\Users\who> # コンパイルする*2 PS C:\Users\who> javac -encoding SJIS example.java PS C:\Users\who> # 実行する PS C:\Users\who> java example ハロー, java PS C:\Users\who> exit
(BOM の無い普通の utf8 を Windows で作成するのが非常に複雑なため、ここでは Shift-JIS で処理する)