Windows10 に JDK をインストール
〜 ありそでなさそな手順書 第6弾 〜
2023-07-27 作成 福島
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0. Oracle JDK と Open JDK

Oracle JDK と Open JDK のどちらを使用するかという議論があります。(こちらが分かりやすくて詳しい)
Oracle JDK --- 有償 (約 25,000 円/年)
Open JDK --- 無償
乱暴に言ってしまうと、より高度なライブラリとサポートが必要なら Oracle JDK を、不要なら Open JDK を使います。
(配布元の組織はどちらも同じ Oracle です)

ここでは、両方のインストールを扱います。
1 or 2 のどちらかを実施してください。


1. Oracle JDK のインストール

1-1. インストーラをダウンロードする。
Oracle のサイトWindows 項から x64 Installer をダウンロードする。
1-2. インストーラを実行する。
ボタンをクリックする。

ボタンをクリックする。

待つ。

ボタンをクリックする。
1-3. 動作確認をする。
PowerShell を実行
スタート (右クリック) から「Windows PowerShell(I)」を選択

 >_ Windows PowerShell 
Windows PowerShell
Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved.

新しいクロスプラットフォームの PowerShell をお試しください https://aka.ms/pscore6

PS C:\Users\who> # コンパイラのバージョンを表示する
PS C:\Users\who> javac --version
javac 20.0.2

PS C:\Users\who> # VM のバージョンを表示する
PS C:\Users\who> java --version
java 20.0.2 2023-07-18
Java(TM) SE Runtime Environment (build 20.0.2+9-78)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 20.0.2+9-78, mixed mode, sharing)


PS C:\Users\who> # Shift-JIS の文字コードでソースファイルを作成する*1 PS C:\Users\who> $PSDefaultParameterValues['Out-File:Encoding'] = 'default' PS C:\Users\who> @" class example { public static void main(String[] args) { System.out.println("ハロー, java"); } } "@ > example.java
PS C:\Users\who> # コンパイルする*2 PS C:\Users\who> javac -encoding SJIS example.java PS C:\Users\who> # 実行する PS C:\Users\who> java example ハロー, java PS C:\Users\who> exit
*1 *2Windows の場合は、正確に文字コードを指定する必要がある。
(BOM の無い普通の utf8 を Windows で作成するのが非常に複雑なため、ここでは Shift-JIS で処理する)


2. Open JDK のインストール

2-1. パッケージをダウンロードする。
Open JDK のサイトReady for use: にあるバージョン (JDK XX) をたどり、
ダウンロードページから Builds · Windows/64 の zip ファイルをダウンロードする。
(今回は openjdk-20.0.2_windows-x64_bin.zip)
2-2. パッケージを解凍する。
上記 2-1 でダウンロードした zip ファイルに入っている jdk-xx.x.x を C:\ に解凍する。
C:\jdk-20.0.2\
  ← 今回は xx.x.x が 20.0.2 なので、このパスになる。
(実行ファイルのパスは C:\jdk-20.0.2\bin\ となる)
2-3. 環境変数を設定する。
2-3-1. 環境変数ウィンドウを開く。
スタート - 設定 - システム をたどり、左ペインの「詳細情報」をクリックすると
右ペインに「詳細情報」が表示されるので、「関連設定」の「システムの詳細設定」をクリックする。
    ⇓
「システムのプロパティ」画面のタブ「詳細設定」にある をクリックする。
2-3-2. プログラムパスを設定する。
システム環境変数」の「Path」を選択して ボタンをクリックする。
    ⇓
「環境変数名の編集」画面が表示されるので、 ボタンをクリックし、下記文字列を記入する。
C:\jdk-20.0.2\bin
    ⇓
ボタンをクリックして最上位へ移動させる。
    ⇓
ボタンをクリックする。
2-4. 動作確認をする。
PowerShell を実行
スタート (右クリック) から「Windows PowerShell(I)」を選択

 >_ Windows PowerShell 
Windows PowerShell
Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved.

新しいクロスプラットフォームの PowerShell をお試しください https://aka.ms/pscore6

PS C:\Users\who> # コンパイラのバージョンを表示する
PS C:\Users\who> javac --version
javac 20.0.2

PS C:\Users\who> # VM のバージョンを表示する
PS C:\Users\who> java --version
openjdk 20.0.2 2023-07-18
OpenJDK Runtime Environment (build 20.0.2+9-78)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 20.0.2+9-78, mixed mode, sharing)


PS C:\Users\who> # Shift-JIS の文字コードでソースファイルを作成する*1 PS C:\Users\who> $PSDefaultParameterValues['Out-File:Encoding'] = 'default' PS C:\Users\who> @" class example { public static void main(String[] args) { System.out.println("ハロー, java"); } } "@ > example.java
PS C:\Users\who> # コンパイルする*2 PS C:\Users\who> javac -encoding SJIS example.java PS C:\Users\who> # 実行する PS C:\Users\who> java example ハロー, java PS C:\Users\who> exit
*1 *2Windows の場合は、正確に文字コードを指定する必要がある。
(BOM の無い普通の utf8 を Windows で作成するのが非常に複雑なため、ここでは Shift-JIS で処理する)