VC500J/2 (ValueStar NX) に Linux をインストール
〜 PS/2 ポート無しでも大丈夫 〜
2004-06-13 作成 福島
2004-06-27 更新 福島
TOP > tips > vc500j2
VC500J/2 は Linux ユーザにとって不人気機種です。
・外観のデザインが悪いです。安っぽく出来ています。
悪くないパフォーマンスでも悪く見えてしまいます。箱と中身は違うのに不思議です。
・PS/2 ポートがありません。そのため、以前の RedHat (8,9,WS3.0) はインストールできないのです。
Vine 2.6r4 と Fedora core 2 はインストールできたので、RedHat でインストールできないのは機能が足りないだけだと思います。
※ちなみに Vine 2.6r4 は RedHat 7.1 がベースだそうです。
不人気機種ですが、長所もあります。
・CPU が PentiumIII (Coppermine) 500MHz
・省スペース型 (Book 型ともいいます)
・通常の VGA (ミニ D-sub 15 ピン) コネクタもついている
・最大消費電力 95W (Windows 使用時の最大消費なので、Linux ではどうなるのか分かりませんが、Pentium4 は CPU だけで 50W を超えます。)
です。Coppermine なので、高速動作が期待できます。
※ MA50J (Mate NX) は同じ PentiumIII 500MHz ですが katmai だそうです。
いろいろ書きましたが、今回 Fedora core 2 を入れた最大の動機は、この PC を
もらってきたから
です。
………
以下、Fedora をインストールするときの注意点です。
(Vine も同様です)
起動時、[F2] キーを押して BIOS 設定画面にします。
BIOS は PhoenixBIOS です。
Advanced (詳細) メニューの、以下の項目を変更します。
設定 (デフォルト) | 変更 | 目的 |
English の場合 | Plug & Play O/S: [YES] | [NO] | PCI の NIC (ネットワークカード) を認識させるため |
日本語の場合 | プラグ&プレイO/S: [はい] | [いいえ] |
English の場合 | Large Disk Access Mode: [DOS] | [Other] | Linux に HDD を認識させるため |
日本語の場合 | 大容量ディスクアクセスモード: [DOS] | [その他] |
起動デバイスの最初を CD-ROM にすることをお忘れなく。
あとは、普通にインストール CD-ROM を入れて立ち上げればインストールできます。
X-Window (GNOME) も割と軽快に動作します。