Microsoft SQL Server 2019 Developer Edition のインストール
~ Developer Edition は開発用途なら無償利用可能 ~
2020-02-02 作成 福島
2020-02-08 更新 福島
2020-08-01 更新 福島
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Microsoft のサイトからの引用
SQL Server 2019 Developer is a full-featured free edition, licensed for use as a development and test database in a non-production environment.
SQL Server 2019 Developer エディションは、非運用環境におけるデータベースの開発およびテスト向けの、全機能を備えた無料エディションです。


1. Microsoft SQL Server 2019 Developer Edition インストーラのダウンロード
インストーラを英語サイトからダウンロードする。
日本語サイトからダウンロードすると、Microsoft SQL Server 2017 のインストーラになってしまうので注意
※いつの間にか日本語サイトからも 2019 版をダウンロードできるようになっていた模様。
ファイルサイズが約 5.5MB あるが、実はインストーラではなくダウンローダに相当する。
自動的にインターネットからインストーラ本体をダウンロードするので、インストール中はインターネットに接続されていること。

2. Microsoft SQL Server 2019 Developer Edition のインストール
2-1. 上記 1 でダウンロードした実行ファイル SQL2019-SSEI-Dev.exe を実行する。
「基本(B)」をクリックする。
ダウンロード元は英語サイトだったが、日本語でインストールできる。

「メディアのダウンロード」をクリックすると、後述 (2-3) のインストールパッケージを保存することができるが、
そのインストールパッケージの実行時に詳細なオプションを選択する必要があるので、お勧めしない。
2-2. ライセンス条項の表示
言語の選択に が選択されていることを確認して ボタンをクリックする。

2-3. インストールパッケージのダウンロードと実行 (作業時間の目安: 30 分)
インストール先ディレクトリを確認して ボタンをクリックする。
約 1.4GB をダウンロードするらしい。モバイルだと厳しい。


待つ。


待つ。

2-4. インストール完了
インストール完了画面
正常に動作していることを確認するため、 ボタンをクリックする。


接続画面
バージョン (ここでは「Microsoft SQL Server 2019 (RTM) - 15.0.2000.5 (X64)」) を確認したら、
「quit」を入力して終了する。


Windows PowerShell からも同様に接続できる。

この場合は自動実行されないので、下記コマンドは手動で入力している。
1> 
2> 
select @@Version
go
2-5. SSMS (SQL Server Management Studio) のダウンロード
「インストール完了」画面の ボタンをクリックする。
ボタンは"インストール"だが、インストールは実行されない。ダウンロードサイトへ案内されるだけになっている。
なので、この画面を閉じたあとにダウンロードすることも可能。


開いたダウンロードサイトから SSMS のインストーラをダウンロードする。


SSMS のインストーラ SSMS-Setup-JPN.exe をダウンロードできた。
後述 (下記 3) で、これを実行する。
2-6. インストーラの終了
「インストール完了画面」で ボタンをクリックする。


終了の確認
ボタンをクリックする。



3. SSMS (SQL Server Management Studio) のインストール
インストール完了後に再起動が必要になるので注意。

3-1. インストーラの起動
上記 2-5 でダウンロードした SSMS のインストーラ SSMS-Setup-JPN.exe を実行する。
3-2. インストーラの実行 (作業時間の目安: 15 分)
インストール先ディレクトリを確認して ボタンをクリックする。


待つ。


待つ。


インストールの完了
ボタンをクリックして PC を再起動する。

3-3. SSMS から Microsoft SQL Server 2019 へ接続確認
「スタート」-「Microsoft SQL Server Tools 18」をたどり、「Microsoft SQL Server Management Studio 18」を実行する。
接続情報 (Windows 認証) を確認し、 ボタンをクリックする。


接続できた。
(オブジェクトエクスプローラーに接続先サーバ名が表示されている)

4. TCP 接続の許可
4-1. SSMS で接続 (ローカル)
SSMS でローカルの SQL Server 2019 に接続する。(上記 3-3 と同じ)
ネットワーク接続を許可していないので、認証はまだ「Windows 認証」しか使えない。

4-2. 認証モードの変更
4-2-1. サーバーのプロパティを選択
オブジェクト エクスプローラーに表示されている接続サーバ名を右クリックし、「プロパティ(R)」を選択する。

4-2-2. 「サーバーのプロパティ」画面
左ペインの「セキュリティ」を選択すると、右ペインに「サーバー認証」の項目が表示される。
SQL Server 認証モードと Windows 認証モード(S)」を選択し、 ボタンをクリックする。


注意事項の表示。 ボタンをクリックする。

4-3. ユーザ sa のログイン条件の変更
4-3-1. ユーザ sa のプロパティを選択
オブジェクト エクスプローラーに表示されているサーバ名から セキュリティ - ログイン を開き、sa のプロパティを選択する。
(まだ×が表示されたまま)

4-3-2. 「ログインのプロパティ」画面 (全般)
「ページの選択」で「全般」を選択すると、右ペインにログイン条件が表示される。
「ログイン名(N):」に sa が表示されていることを確認してパスワードを記入する。
パスワードの記入後、「ページの選択」から「状態」を選択する。
(まだ クリックしない)
ここではパスワードを「Password123」とする。

パスワードは、以下の条件を満たす必要がある。(すべて半角)
(パスワード ポリシー)
項番内容
1ユーザーアカウント名を含まない
2長さを 8 ~ 128 バイトにする
3右の条件のうち 3 種類以上を含む大文字のアルファベット (A~Z)
小文字のアルファベット (a~z)
数字 (0~9)
記号 (! $ # % 等)
4-3-3. 「ログインのプロパティ」画面 (状態)
右ペインの「ログイン」で「 有効(C)」を選択し、 ボタンをクリックする。

4-3-4. ユーザ sa のログイン条件変更の完了
ユーザ sa のアイコンから×が消えているのを確認し、SSMS を終了させる。
表示が自動的に変わらないので、「最新の情報に更新(F5)」アイコンをクリックする。([F5] キーを押下しても良い)

4-4. TCP/IP の有効化と SQL Server の再起動
4-4-1. SQL Server 2019 構成マネージャーを起動する。
「スタート」-「Microsoft SQL Server 2019」をたどり、「SQL Server 2019 構成マネージャー」を選択する。
4-4-2. TCP/IP の有効化
「SQL Server 構成マネージャー (ローカル)」から「SQL Server ネットワークの構成」を開き、「MSSQLSERVER のプロトコル」を選択すると右ペインにプロトコル名とその状態が表示される。

「TCP/IP」を右クリックし、「有効にする(E)」を選択する。


注意事項の表示。 ボタンをクリックする。

4-4-3. サービスの再起動
「SQL Server 構成マネージャー (ローカル)」から「SQL Server のサービス」を選択すると右ペインに SQL Server のサービスと、その状態が表示される。

「SQL Server (MSSQLSERVER)」を右クリックし、「再起動(T)」を選択する。


待つ。

4-5. 接続確認 (自ホストへ接続)
SSMS から自ホストへ TCP/IP で接続する。
項番項目内容備考
1サーバーの種類(T):データベース エンジン-
2サーバー名(S):127.0.0.1127.0.0.1 は自分のコンピュータの IP アドレスとして規定されている
3認証(A):SQL Server 認証普通の認証のことを Microsoft では SQL Server 認証と呼称している
4ログイン(L):sa-
5パスワード(P):Password123上記 4-3-2 で設定したパスワード
6 パスワードを保存する(M)パスワードの保存はどちらでも良い



接続できた。
(オブジェクトエクスプローラーに 127.0.0.1 が表示されている)

4-6. ファイアウォールの設定変更
「コントロールパネル」-「システムとセキュリティ」-「Windows Defender ファイアウォール」をたどり、Windows Defender ファイアウォール画面を開く。

4-6-1. 左ペインの「詳細設定」をクリックする。

4-6-2. 「セキュリティが強化された Windows Defender ファイアウォール」画面
左ペインの「受信の規則」をクリックしてから「新しい規則...」をクリックする。

4-6-3. 「新規の受信の規則ウィザード」画面 (規則の種類)
ポート(O)」を選択して ボタンをクリックする。

4-6-4. 「新規の受信の規則ウィザード」画面 (プロトコルおよびポート)
下記の通り選択・記入して ボタンをクリックする。
TCP(T)
特定のローカル ポート(S): 1433

4-6-5. 「新規の受信の規則ウィザード」画面 (操作)
接続を許可する(A)」を選択して ボタンをクリックする。

4-6-6. 「新規の受信の規則ウィザード」画面 (プロファイル)
下記の通り選択して ボタンをクリックする。
ドメイン(D)
プライベート(P)
パブリック(P)

開発環境なので、どの組み合わせを選択しても問題ないはずだが、自分の環境に合わせて選択する。
4-6-7. 「新規の受信の規則ウィザード」画面 (名前)
下記の通り記入して ボタンをクリックする。
名前(N): Microsoft SQL Server

4-6-8. 「セキュリティが強化された Windows Defender ファイアウォール」画面
「受信の規則」リストに、作成した規則が追加された。

4-7. 接続確認 (他ホストから)
事前に、他の PC に SSMS をインストールしておく。(上記 3 と同様)

他の PC にインストールされた SSMS から自ホストへ TCP/IP で接続する。
項番項目内容備考
1サーバーの種類(T):データベース エンジン-
2サーバー名(S):192.168.11.4接続元から見た、当該ホストの IP アドレス
ここでは 192.168.11.4 としている
3認証(A):SQL Server 認証-
4ログイン(L):sa-
5パスワード(P):Password123上記 4-3-2 で設定したパスワード
6 パスワードを保存する(M)パスワードの保存はどちらでも良い



接続できた。
(オブジェクトエクスプローラーに当該ホストの IP アドレスが表示されている)