Linux 版 vncserver のちょっとしたコツ
2005-09-05 作成 福島
RealVNC は非常に便利です。
Windows 用の X Server が事実上不要になります。
便利ですが、少しコツがあります。
デスクトップを通常と同じテーマにする
(画面サイズは 800x600 にします)
$ mkdir .vnc
$ cd .vnc
.vnc$ ln -s /etc/X11/xinit/xinitrc xstartup
.vnc$ cd
$ vncserver -geometry 800x600
vncserver を立ち上げた後に上記を行うと、デスクトップの再構築が難しくなるので、必ず立ち上げる前に行います。
VNC で画面キャプチャ
画面キャプチャ (スクリーンショット) を撮るときは [Print Screen] キーを押しますが、VNC を使用している場合、このキーを押すことが出来ません。
その代わり、コマンドを使用します。
全画面キャプチャの場合
$ /usr/bin/import -window root allgrap.png
ウィンドウキャプチャの場合
$ /usr/bin/import -frame workwindow.png
コマンドを実行すると、マウスカーソルが十字に変化するので、その十字を目的のウィンドウに移動し、クリックするとキャプチャが行われます。
ウィンドウがアクティブになっていないキャプチャなら上記でうまくいきますが、
アクティブにしてキャプチャしたい場合やコマンドウィンドウを隠してキャプチャする必要がある場合は
コマンド実行を時限式にします。
コマンド実行を 10 秒の時限式にする場合
$ sleep 10 ; /usr/bin/import -frame activewindow.png