文字編集の流れ: コマンドモード → 入力モード → コマンドモードvi を起動した直後は「コマンドモード」になっています。
「コマンドモード」→「入力モード」にする文字「コマンドモード」では、以下の操作ができます。
改行を入れるには「入力モード」のまま を打ちます。
カーソルの位置に文字を入れ続ける 行の最後に文字を入れ続ける
「入力モード」から「コマンドモード」に戻るには を打ちます。
どちらのモードか分からなくなったときは、とりあえず を打てば「コマンドモード」に戻ってこれます。
「コマンドモード」で使える文字/文字列vi の起動は
ファイルの保存 を含む 3 文字の入力 ファイルを保存して vi を終了 〃 4 文字の入力 vi の終了 (ファイルを保存してないと終了できません) 〃 3 文字の入力 vi の終了 (ファイルを保存してなくても終了できます) 〃 4 文字の入力 (←) カーソルを左へ移動 1 文字の入力 (小文字) (↓) カーソルを下へ移動 〃 (↑) カーソルを上へ移動 〃 (→) カーソルを右へ移動 〃 カーソル位置の文字を削除 〃 カーソル行と次の行を連結 (2 行を 1 行にする) 1 文字の入力 (大文字) カーソル行を記憶 2 文字の入力 (小文字) カーソル行を記憶して削除 〃 や で記憶した行をカーソル行の次に挿入する 1 文字の入力(小文字)
$ vi ファイル名です。
vi を使っている最中に画面が停止してしまったら、それはもしかすると + を打ってしまったのかもしれません。
(Windows では多くの場合「上書き保存」に割り当てられている)
そんな時は、慌てずに + を打ってください。画面が正常に戻ります。
これは vi の機能ではなく、使用している端末ソフトの仕様です。
vi がどうしても苦手という向きは gedit をお使いください。gedit でシステムファイルを編集
gedit ならワープロ感覚でファイル編集を行えます。
vi のように覚えにくいキーを操作する必要はありません。
Fedora Core 2 を X を含むインストールを行うとコンソールが GUI (Graphical User Interface) になります。
デフォルトの GUI は Gnome という名前のデスクトップ環境になり、gedit というエディタを使うことが出来ます。
gedit は Gtk (Gimp Tool Kit) というグラフィックライブラリを使うことが前提です。
なので、GUI でしか動作することが出来ません。
通常は Gnome のメニューから辿って gedit を起動すると思いますが、
そうするとログインしたユーザの権限で動作してしまい、システムファイルを編集・保存することは出来ません。
これを避けるため、gedit をコンソール (GNOME 端末) の中から起動します。
具体的には、以下のようにします。
$ suこれで、vi の苦手なあなたでもシステムファイルを編集することが出来ます。
# /usr/bin/gedit ファイル名 &
# exit
$
でも、よく考えてみてください。
システムクラッシュが起きたときは、GUI が立ち上がらないかもしれません。
GUI が立ち上がらないほどリソースが制限されても使えるのが vi の最大の長所なのです。