WZR-300HP に DD-WRT を適用
~ DDNS や WOL が思いのまま (NAS も欲しい) ~
2013-06-01 作成 福島
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1. WZR-300HP のファームウェアを DD-WRT にする。
1-1. DD-WRT のファームウェアをダウンロード
最新バージョンの DD-WRT ファームウェアをダウンロードする。
buffalo_to_ddwrt_webflash-MULTI.bin (2013-04-15 版)
※作業実施日 (2013-05-24) 現在の最新版。
1-2. PC を WZR-300HP に接続
ファームウェアをダウンロードした PC を WZR-300HP の LAN ポートに有線で接続する。
1-3. ファームウェアを変更
WZR-300HP のファームウェア更新ページを開く。
ファームウェアのファイルに buffalo_to_ddwrt_webflash-MULTI.bin を指定して更新を実行する。
※ BUFFALO の管理画面は InternetExplorer を使用しないと JavaScript が動作しないので注意。
正常画面 (今回はエラーになりません)
1-4. WZR-300HP の管理ページを開く (DD-WRT に更新されている)
DD-WRT の LAN 側ポートは初期値が 192.168.1.1 なので、http://192.168.1.1/ を開く。
1-5. 管理用のユーザー名とパスワードを設定する
パスワードが設定されていないので、設定する。
1-6. 設定用言語を Japanese にする
1-7. 送信出力を下げる
送信出力を 10dB 以下に下げる。(初期値は 20dB)
これをやらないと、利用者であるあなたが電波法違反になります。
2. NAS の使用
2-1. USB-HDD のフォーマット
WZR-300HP は USB ポートに接続した HDD (ハードディスク) でファイルサーバーが使えますが、
DD-WRT の busybox は fdisk を含んでいないため、他の PC で領域確保とフォーマットをする必要があります。
今回は、使っていない 2TB を NTFS でフォーマットしてから USB-HDD アダプタを使用して接続しました。
DD-WRT のサイトを見ると、Linux でフォーマットするように書いてあるように見えますが、WindowsXp で
NTFS フォーマットしても使用できました。
"Type 0x07 (HPFS/NTFS)" として認識されています。
"Mounted on /mnt" と表示されていますが、HDD は /mnt/sda_part1 にマウントされます。
HDD に別のパーティションがあっても、自動マウントされるのは /mnt/sda_part1 だけです。
2-2. ファイル共有の設定
認識された USB HDD を使用して Samba Server を設定する。
プルダウンメニューからは /mnt も選択できますが、HDD を直に選択したいため、こうしています。
2-3. ファイル共有した USB-HDD を確認
マウントした USB-HDD を WindowsXp から操作。
置くファイルが何もないので、空ファイルを作成してみました。
ファイル名には漢字も使用可能です。
Samba Server 内部では UTF-8 が使用されています。
日本語のロケールが用意されていないらしく、ls コマンドでは表示されませんが、
直接指定すると漢字ファイル名でもアクセス可能です。
文字コードを UTF-8 にした TeraTerm でアクセス。