Android Studio で標準プロジェクトを作成
〜 Android Studio の使い方 18 〜
2025-01-25 作成 福島
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使用ツール

    Android Studio Ladybug Feature Drop | 2024.2.2  


前置き

Android Studio に限らず、最近の IDE (統合開発環境) ではプロジェクト (のひな形) を自動生成出来るようになっています。
この機能は非常に便利ですが、開発が初心者の場合は選択肢が多すぎて迷子になります。
また、この作業はプロジェクトの最初だけに必要なので、再度同じプロジェクトを作成するのに時間を要することになります。

本稿では、最低限に必要なプロジェクトを、無理やり「標準」と称して作成することにより、開発開始のハードルを下げます。
環境に慣れれば、その人なりの「標準」が出来上がると思うので、そうなればしめたもの。
IDE つうのは、慣れるまでが結構大変なのですよ。


1.「New Project」ウィンドウを表示

 ≡  -  File  -  New  >  New Project...  をたどり「New Project」ウィンドウを表示する。
2. 新規プロジェクトの設定
2-1. プロジェクトの種類を選択する。
左ペインで Phone and Tablet が選択されていることを確認し、
 Empty Views Activity  を選択して ボタンをクリックする。
これは Google Map を使用可能なプロジェクト。Google Map を使わなくても OK。

名称が似ている  Empty Activity  を選択すると Kotlin になるので注意。(Java を選択できない)
2-2. プロジェクトの詳細を設定する。
下記情報を記入して ボタンをクリックする。
NameMy Application作成するアプリの名前
この記入により Package name と Save location が自動的に設定される。
Package namecom.example.myapplication上記 Name の値によって左記太字部が変化する (空白文字は除外される)
手動で変更することも可能。
Save locationC:\Users\who*1\AndroidStudioProjects\MyApplication
LanguageKotlin も選択可能だが、使用人口の多い Java を選択する。
Minimum SDK2025-1-1 現在、ほとんどのアプリで Android 7.0 未満が見捨てられている
古い Android に対応する必要が無ければ API 24 以上を選択する。
(Android 7.0 なら状態の悪い中古が格安で手に入るので、開発をし易い)
Build configuration languageあまり触らないので Groovy DSL でも構わない。
こだわりがないなら Kotlin DSL にすること。
*1who は自分のユーザ ID。
2-3. 待つ。
しばらく (30~60 秒間程度) 待つと下記の終了メッセージ「Done」が表示されるので ボタンをクリックする。

 Completing Requested Actions 
 ……… 
 ……… 
 ……… 
 Done 
2-4. 待つ。
新しく Android Studio のウィンドウが表示され、初期設定のプロセスが開始されるのでこれが完了するまで待つ。(5~10 分間程度)

画面下部のプログレスバー  ━━━━━━━  の表示が消えたら完了。